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インターネットの総合情報コンサルティング会社である株式会社デジタルイノベーションイニシアティブ(旧社名:株式会社デジタルマーケティングラボ 本社:千代田区 代表取締役:芦田眞一)は、G7軽井沢交通大臣会合が開催される期間中前後の8日間(9月23日から9月30日まで)、iBeacon(アイビーコン)を活用して軽井沢の観光施設、交通にゆかりの地の情報発信をサミット参加国の5か国語で行います。

karuizawa-01  Karuizawa Beacon

近距離通信技術「iBeacon(アイビーコン)」を活用する今回の運用は、軽井沢町後援、軽井沢町観光協会及び軽井沢町商工会の協賛のもとに行われるものです。サミット参加国の言語5か国語はスマートフォン上に国旗で表わされ、国旗を選ぶとスマートフォンにそれぞれの言語で軽井沢の観光施設情報等が発信されます。軽井沢町内の24か所にアイビーコンが設置され、情報発信される主な場所は、ショーハウス、旧三笠ホテルといった軽井沢を代表する観光施設の他に、アプト式電車や廃線となった草軽電鉄といった交通にゆかりの情報発信が行われます。

今回の運用では、インプルーブ株式会社(本社:港区 代表取締役:氏江真一)のPCON(ピーコン)を利用して、G7軽井沢交通大臣会合専用にiOS用「軽井沢アプリ」を開発しました。「軽井沢アプリ」はアップルから「軽井沢ビーコン」もしくは「軽井沢アプリ」と検索し、iOS端末であれば、誰でも無料でダウンロードできます。外国人メディア関係者もダウンロードが可能なように、英語版のダウンロードマニュアルを用意し、軽井沢町役場等で配布を行っています。

[軽井沢Beacon設置マップ]
軽井沢BEACON設置マップ

軽井沢はガイドブックに記載されている観光施設だけでなく、旧宿場町としての街並みや皇室専用待合室があった中軽井沢駅など、交通にゆかりのある場所も多い地です。

弊社は、軽井沢サミット誘致を見越して、昨年6月から今年の3月まで1998年の長野冬季オリンピック会場である大型スポーツ施設「軽井沢風越公園」にて、アイビーコンを活用した実証実験を実施しました。風越公園は、長野オリンピックのカーリング会場となった「軽井沢アイスパーク」を始めとして8つのスポーツ施設を持ち、年間20万人の利用客があります。実証実験では施設の利用情報、イベント情報、会場内飲食店のケータリング情報などの発信を行い、12月の国際カーリング大会期間中は選手の宿泊施設にもアイビーコンを設置して、試合の模様や選手の紹介といった情報をスマホに発信し、2週間の大会期間中で100ダウンロードという一定の効果をあげました。

アイビーコンは、米アップル社のiPhone(アイフォーン)やiPad(アイパッド)用のOS(基本ソフト)「iOS7」から搭載されました。「軽井沢アプリ」をダウンロードした利用者のスマホがビーコンに近づくと、観光施設情報や交通ゆかりの場所の情報が自動的に送られる仕組みです。ビーコンを活用したこのような観光情報サービスは、日光、姫路、出雲等で既に行われており、今後、様々な用途でプッシュ型の情報発信は増えるものと思われます。

風越公園での実証実験、G7軽井沢交通大臣会合での運用を踏まえて、今後さらに地域活性化やインバウンド対策を進めて行きたいと思っています。

注)・iBeaconはApple Inc.の商標です。

■本件に関するお問い合わせ先:
株式会社デジタルイノベーションイニシアティブ
広報担当
E-mail:y.ashida@dii.tokyo
http://dii.tokyo/

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